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2006年8月31日 (木)

価値の体系とは

昨日やった読書会の資料から②

1.交換価値

2.比較・差異・全体の中の位置づけ

特に2.について,関係の見取り図=ポジショニングの問題

*海:漁民と廃棄物埋立業者,津波の被害者とサーファー,旧石器時代人と現代人,新生児と成人等,主体によって,海は異なる意味をもつ環境へと変化する(浅野2005)

→どのポジションに立って,何を言うのか

ex:浅野(2005)のポジション=「生命ー生活の存続」

  文明崩壊の作者のポジション=文明の存続?

But そもそも何故そのようなポジションをとることが出来るのか,ということを問い,どちらの立場も根源的に無根拠であるということを述べることによって,議論そのものを脱構築する(デリタ)

【脱構築】哲学を<脱構築>するとは,歴史的由来をもって構造化されている哲学的諸概念を用いて最も忠実かつ内在的に仕事をしながら,他方では哲学では名付けることも記述することもできないある外部の視座に立って,この哲学的概念の歴史が,利益がらみの抑圧をすることによってみずからを歴史たらしめたさいに隠蔽しあるいは排除してきたものは何か,それを見きわめることである(デリタ『ポジシオン』)

デリタの「外部の視座」は,勝手に立てられるのではなく,現存の体系の陰画の中にのみ求められる.要するに脱構築とは,古い建物の骨格をその内部からガタガタにゆさぶることであるから,場合によっては解体された建物の破片でゆさぶるものが傷つき押しつぶされる危険もある.この危険をあえて冒すことに現代的思考の前衛的企てがある.

(現代思想を読む事典 p415-416)

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