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2006年9月10日 (日)

BSE問題の仮説

BSE問題において,日本の科学者集団が出した有力な仮説が,なぜ社会構成的なのか?について考える.

結論の出ていない審議を無視して政治的判断で輸入を再開.そこで根拠とされた仮説は,この振る舞い(審議の無視)から導かれるものであるため,科学的根拠に基づくものではなく,社会構成的だと判断されるのでは?

But,こういう言い方だと仮説そのものが社会構成的だということにはならない.仮説の成り立ち方が社会構成的だと言っているにすぎない.

仮説そのものが社会構成的だと言うためには,「リスク1%」に向き合うべき.

そもそも社会構成主義とは,世界は認識の付属物としてあるという考え方.認識以上の世界はありえないと考える立場.

これをBSE問題に戻すと,ここでの認識は「リスク1%」なんです.で,「リスク1%」以上の世界はないと考える.

しかし,第一世代,つまりプリオン肉を食べて,プリオン病を発病する当人は,何万人のうち数人だとしても,もしかして第二世代において,さらに深刻な何らかの支障が,ほぼ100%で起こる可能性について考えない.そういった世界はないというのが,社会構成主義ではないのか?

反実在論は,そういった世界があるかもしれないけど,わからないという立場.

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コメント

こんにちは。
私は農業大学で食品などについて学んでいるのですが、つい昨日、BSEについての講義があったので、ひかれて読みました。

社会構成的問題として、認識をもってくると、すこしわかりやすい気もします。

私は~論などには疎いので、あまり理解できていない気もします。社会構成的、ということについて、ほかの例を聞きたいです。

yhさん,コメントありがとうございます.

お答えの代わりに,新たなエントリーの中で,「科学的知識の社会構成主義」についてメモしておきます.

ただ,ひとつの考え方であるという前提でお願いします.リスクについての考え方もまったく不十分ですし...

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