押し付けられた
「押し付けられたから」は理由にならない.
なぜならそもそも人間は,すべてを押し付けられた存在である.生は選び取ったわけではない.
押し付けは,実存を考える際の前提である.押し付けで生が始まり,人はその歴史を積み重ねる.
途中で違和感をもつもの,もたぬもの.
外界へ適応せぬもの,しすぎるもの.
圧力へ抵抗するもの,せぬもの.
憲法を改正して自衛隊の存在を明文化すれば,その都度の政府解釈がなくなると考える人がいる.何が出来て何が出来ないかということの規定が出来ると考える人がいる.あいまいがゆえに不安定で危険な状態を脱することが出来ると考える人がいる.
そんなの,まやかし.
簡略化しすぎを承知で書くが,改正とは「隊」を「軍」にすることだ.
不安定で危険な状態を脱することが出来るなんて,まやかし.
とにかく,太田総理には頑張ってもらいたい.
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