義体化
まぁ攻殻機動隊では,「義手・義足にロボット技術を付加した発展系である
サイボーグ(義体化)技術が発展、普及」した世界が描かれているんだけど
いわゆる社会福祉的な目的で工学が応用されることに
異議を唱えることはかなり難しいと思うので,これは異議ではないが
しかしながら,あまりにも高性能な義体化が進むと,
つまりは「ナマ手」「ナマ足」の価値が下がるんだなということに気づいた.
たとえば,第一次世界大戦の前に,
輸血という行為が正当な医療行為として可能になったが、
その後,これが急速に普及した大きな要因はその戦争である.
高度の殺傷力を有する兵器が実用化された大戦下で
負傷した多くの人間を救う手段が「輸血」だったのだ.
命を救うためになされる医療行為とは,
「人体部品」を代替させることで進歩していく.
« やだ,結局ラブコメじゃん | トップページ | 研究者 »
コメント