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2009年4月16日 (木)

筑波技術大学って

リンク: 視覚障害者と聴覚障害者のための国立大学法人:筑波技術大学.

知らなかったんだけど、設立から21年だって。以前参加したSTS Networkのセミナーで紹介されていた本で知った。

ろう者に対して漠然と感じていたことが、的外れでなかったなと思った。

ろう者世界は言語的・文化的マイノリティであり、明確に異なるテーマに取り組んでいる障害集団とは違う。ろう文化では、ろうは障害ではなく、ろう者世界の大多数の人は、自らのあり方に障害を見ない。

ふむ。パターナリズムとかアイデンティティとかパッシングとか同化とかネイティブとかマイノリティとか自民族とか植民地主義とか被抑圧者とかスティグマとかコミュニケーションとか、まるでエスニシティでポスコロな概念が並ぶ。

サイードのコトバも援用されている。

サイードは、ネイティブの視点は、民族誌的な真実であるだけでなく「(「外部」勢力の代表としての)人類学という学問、実践への、継続的、持続的な抵抗である。テキスト性(テクスチャリティ)としてではなく、しばしば政治的支配の間接的手先としての人類学てに対してである」と記している。

第七章でテクノロジーに関する話が深まる(しかし話は錯綜し、同じフレーズが幾度も登場する)。身体に介入するテクノロジー。メディカルテクノロジー。人工内耳の科学と倫理。

ノーマライゼーション、インクルージョンは、当事者であるろう者にとってマイナスのイメージなのだ。

たとえば

闘争の一方にはろう者自身と、聴者である同志がいる。他方には、ノーマライゼーション(正常化)の技術がある。

とか

馬鹿げたことに聴者対象の教室での、インクルージョンと呼ばれる完全に排除的なプログラムにろう児を放り込んでしまっている。

など。

...

そういえば、日本では「星の金貨」から始まって、ろう者の物語が後を絶たないな。「愛していると言ってくれ」「オレンジディズ」「バベル」、今度もマツジュンとガッキーのドラマ(何だっけ?)が始まるみたいだしね。いずれも聴者がろう者とコミュニケーションを取りたがっている。

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