カテゴリー「メモ」の投稿

「われわれ」かぁ

戦争責任と「われわれ」―「「歴史主体」論争」をめぐって (叢書 倫理学のフロンティア) の要約、一部抜粋

ところで、内容とは全く関係ないんだけど、この本が吉本さんをめぐっての論争から始まっているので、少し吉本さんについてメモ。

ワタシは吉本隆明の著作をそれほどしっかりと読んだわけではないが、80年代後半に広告業界にいたワタシのあり方の根本をなしたのではないかという気がする(「広告批評」などにしょっちゅう出てきたので)。

吉本さんの学問的態度は(私が把握するところでは)まず、どんなにすばらしい外部の思想を持ってきても、それが日本の大衆に伝わらなければ意味が無いというもので、私はそれに非常に共鳴したんだけど。

大衆に伝わっても、販売に繋がらなければ意味が無いという「資本主義の論理」に広告業界は悩み続けてきたわけだが、その悩みから一時的に解放されたのが80年代広告業界であり、つまり広告を打てば、何だって売れる時代だったわけだ。そういった「ありえない幸福」のなかで、いくら「糸井君は資本主義の論理を超えた。広告の存在意義を自己否定するコピーだ」(吉本)と称賛しても、今となれば何か虚しい気がするのは否めない。

売らなくてもいい広告というのは幸せだ。結局は広告人もパトロンを探しているのか。いつの時代の芸術家だよ。

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ボランティア学会参加報告

去年(2007年)開催分。参加したのは「学びの反転」というテーマの分科会。メモ書きからのまとめ。別のblogで出すつもりだったが時期を逸したのでこちらにプール。

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リアリティコントロール

@「リアリティコントロールと主体形成」奥村隆(『知とモダニティの社会学』)の要約

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「予測」

リンク: (so-called) global warming: climate projection.

人間活動が不確定なので決定論的あるいは確率的な予測(prediction)はできない。

  • 21世紀末頃までの社会のあり方について複数のシナリオを作る=4パターン
  • 上記、複数のシナリオに炭素循環のモデルを掛け合わせて濃度シナリオを作る
  • 大気・海洋結合大循環モデルに上記の濃度シナリオを掛け合わせる

うんと...でもさ。社会のあり方については、いちおう人間活動の制限目標がある(京都議定書)のだから、それに準じてもいいんじゃないのかしら。

CO2などの濃度のシナリオ間の違いを考えることがなぜ必要なのか。

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議論がかみ合わないワケ

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人間の安全保障

以前に参加したシンポジウムのメモから...

「人権」から「人間の安全保障」への流れの経緯.

これまで「人権」概念で語られていたことをも「人間の安全保障」に再構築する意味.

①当たり前の話

②政策用語であり,学術用語として厳密化することに意味はない.

③国家単位ではなく,グローバルか地域で支援

********************

日本は,小渕内閣の1999年3月,国連に5億円を拠出して,「人間の安全保障基金」を設立.外務省は,「人間の安全保障」を主要外交政策の一分野と位置づけ,積極的な関与・推進に努力してきた.

2001年6月,人間の安全保障委員会設立.アマルティア・センと緒方貞子.

(しかし,2001年9月11日)

2003年5月,国連事務総長に最終報告書

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事象と現象

ある現象を通して間接的に知ることができるのみで,人間の目では直接見ることができないもの.

例えば,電磁波(電気・磁気),放射能...

ところで,現象学とは,やはりフッサールから始まり,拡大され,思想的潮流に大きな影響を与えた,その全体とみなす.

「事象そのものへ」という有名なフレーズがあるが,暗黙の前提をすべて取り払い,対象が意識に本源的にどのように与えられているか,その仕組みを厳密に記述すること.

↓ その結果,

意識に与えられている事象とは,意識の相関物,その志向性の産物だとわかった.

これは学問の実証主義化への対抗.

また,世界とその経験の地平,「生活世界」について.

ヨーロッパ的理性は実証主義のなかで生活世界との生きたつながりを奪われてしまったとフッサールは論じた.これはナチスに象徴される危機への対抗.

しかし,生活世界という超えられない前提を背負う結果に.

アドルノは,「現象学は,市民哲学の自我を救済しようとする最後の英雄的な試みではあるが,結局のところ,弁証法へと移行せねばならないところで思考停止している」と批判しているらしい(『認識論のメタ批判』)

その後,生活世界の概念から派生して

シュッツ:社会的世界の意味構成の分析と記述に有効とする(理解社会学)

ハーバーマス:システムの強制命法(貨幣や権力)に対抗するための言語的対話から成り立つ合意形成の場として生活世界に理性のポテンシャルを見る

参考:『現代思想を読む事典』(講談社現代新書)

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あるCOEの...

ワークショップに参加.使用言語は英語.

...最初から行けなくて,結局参加できたのは後半(午後から)の3分の2のみなので,その程度しか理解できていない.参加者の99%が日本人にも関わらず使用言語が英語(これはかなり興味深かった)だったのも,まぁその理由のいったんであり..^^;;

「ワークショップ」と銘打たれた会の趣旨は開会の際に語られたのだろうが,すなわち通常(シンポジウムや学会)よりも討論を長くとるということぐらいのこと?...まっいいけど.

(最初から報告を聞けた唯一の報告である)渡部幹さんは北大山岸研究室出身で,現在は京大人環所属らしい.ネット検索で辿りついた「山岸俊男,信頼理論」は(今のワタシにとって)関心があることへ非常にクローズなカンジ.

http://lynx.let.hokudai.ac.jp/members/yamagishi/yama8.htm(審査付論文)

http://lynx.let.hokudai.ac.jp/members/yamagishi/yama7.htm(紀要論文)

これだけちゃんと情報をUPしてるのはすごいと思いますねぇ...こんなめっけものも(^^)↓

山岸俊男、小見山尚 1995「信頼の意味と構造:信頼とコミットメント関係に関する理論的・実証的研究」株式会社原子力安全システム研究所 INSS Journal,2,1-59

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サイエンスショップは...

サイエンスショップとは,「市民社会によって経験された関心への応答として、参加型の研究援助を提供するための組織」(Scipas WP1 p.6)

詳しくはこちら

・市民自らが調査・研究

・分業という社会の基本は壊れる可能性はないのか

・専門家が手助け,アドバイス

・信頼についてどう考えるか

社会システム論者であるニクラス・ルーマンは「信頼」を「情報不足を」「内的に保障された確かさで補いながら」「手持ちの情報を過剰に利用し」「行動予期を一般化させる」ものだと考える(『「核」論』武田徹著 p.70)

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構造主義→ポスト構造主義

構造:関係の概念:差異の体系:被制約性

→社会がいろいろと移り変わっても,原理的な部分で変わらないもの

→だから主体が社会や歴史をつくるという主張へのアンチテーゼ

=主体が主意主義的にやっているようにみえて,実は構造に支配されている.

それに対して,構造を不確実にゆらぐものとしてみるのが,ポスト構造主義.ただし,主体は脱中心化されたままで...

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どのように言うのかの実践

昨日やった読書会の資料から③

思考や経験の様式は,言語に多く依存

ラング=共有される規則と習慣の集合体

スティル=固有の言語感覚

エクリチュール=第三のレベル,書き手の唯一の自由

→「社会集団がすでに集合的に採用しているもの」から何を選択するのか,という自由.

→語法の転換により,社会的態度や価値観の転換が起こる?

→後期バルト:ポスト構造主義者=主体の脆弱性

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価値の体系とは

昨日やった読書会の資料から②

1.交換価値

2.比較・差異・全体の中の位置づけ

特に2.について,関係の見取り図=ポジショニングの問題

*海:漁民と廃棄物埋立業者,津波の被害者とサーファー,旧石器時代人と現代人,新生児と成人等,主体によって,海は異なる意味をもつ環境へと変化する(浅野2005)

→どのポジションに立って,何を言うのか

ex:浅野(2005)のポジション=「生命ー生活の存続」

  文明崩壊の作者のポジション=文明の存続?

But そもそも何故そのようなポジションをとることが出来るのか,ということを問い,どちらの立場も根源的に無根拠であるということを述べることによって,議論そのものを脱構築する(デリタ)

【脱構築】哲学を<脱構築>するとは,歴史的由来をもって構造化されている哲学的諸概念を用いて最も忠実かつ内在的に仕事をしながら,他方では哲学では名付けることも記述することもできないある外部の視座に立って,この哲学的概念の歴史が,利益がらみの抑圧をすることによってみずからを歴史たらしめたさいに隠蔽しあるいは排除してきたものは何か,それを見きわめることである(デリタ『ポジシオン』)

デリタの「外部の視座」は,勝手に立てられるのではなく,現存の体系の陰画の中にのみ求められる.要するに脱構築とは,古い建物の骨格をその内部からガタガタにゆさぶることであるから,場合によっては解体された建物の破片でゆさぶるものが傷つき押しつぶされる危険もある.この危険をあえて冒すことに現代的思考の前衛的企てがある.

(現代思想を読む事典 p415-416)

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記号学と記号論

昨日やった読書会の資料から①

西欧形而上学の根底としての【記号】観

そもそもアリストテレスに端を発して,ストア学派により体系化

→「自らに外在する事物か観念を指し示す標識としての記号と前提とした表象理論

=文化表象学

・図像<イコン>

・指標<インデクス>

・象徴<シンボル>

すべて二項間の関係→アングロ・アメリカン系統(パース,R・ヤーコブソン)

それと一線を画す,ソシュール以後のヨーロッパ系統とは?=従来の記号観へのラディカルな批判として...

①言語名称目録観の否定

②共時言語学>通時言語学

③ランガージュ,ラング,パロールの区分

④実体の概念→関係の概念(価値の体系)

*重要なのは④,パラダイム転換

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メモリアルすることの困難

古い記録

原爆ドームと広島平和記念公園→戦前の戦争賛美のためにデザインされた構図と同じであることを,どう捉えるか.

アウシュヴィッツ→デンマーク人の偉さ,ユダヤ人の95%が国外(スウェーデン・中立国)へ逃れた.市民が支援した.

神戸空襲を記録する会(内橋克人講演会)→人にやさしいとは?私はやさしい人間ではない.空襲の話.削った部分が内橋さんにとって非常に重要だったのだとわかる.独特な話の構成の仕方.いろいろなところに話が飛ぶ.加害を語らずして被害を語れないということ.行きつ戻りつしながら,決して高みに登った語り方をしない.

アメリカの志願兵について,貧富.「市民」でない人.日本にはないが...というのは半分違った.

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難民とは

難民とは誰か?

来日時点では,ビザで入国する.

ボートピープル難民か,そうでないかは,重要か.

クルド人難民:内乱・迫害

アフガン人難民:戦争

中国残留孤児:国家責任

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アクション・リサーチ

新しい施策や処遇方法の評価が常に求められる.調査活動だけに終わらない.施策や技術の有効性の判定.

1930年コリア(Collier)→レウィン(Lewin)

アクション・リサーチとは,実践的な課題解決と領域密着型の理論形成を同時に促進するもの.ソーシャルワーカーと利用者,調査対象者の協力的関係のもとで,データが循環的,周期的にフィードバックされ,対象となっている状況・条件・サービスの効果などの理解が深まり,必要に応じて変更される計画や行動などの過程に対する理解を応用可能にする.

Noffke,S.E.(1995)

Action Research and democratic schooling

Problematic and potencials

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