カテゴリー「サイエンス・技術」の投稿

2010年4月 5日 (月)

植物工場はいいと思う

リンク: 愛媛大学での植物工場設計工学講座(寄附講座)の設置について | 井関農機 | JPubb.

ふむ。井関農機が、植物工場に関わっているとは意外。まったく違う理由で注目してたから。なんにしても面白くなりそうなので、しばらく持っておく。うん。株の話ね。

植物工場ってがぜん現実味が出てきたカンジがするけど、「食の安全」「国土の保全」「食糧安全保障」を担保し、さらにシステムがまわれば価格的にも低価格に抑えられるのではないか。

農家の戸別補償やら農業従事者の支援やらと、第一次産業としての農業体制の保護・継続も、まだ今のところ必要かもしれないけど、絶対に無理ポと思うのは、今どきのヘタレな若者などを農民に育てるという計画。

これは、なだめすかして、お金をつぎ込んだと思ったら、やっぱり続かなくて、さっさと辞めてしまって・・・なんてことになるのではないかと思うのだよ。

就業支援と絡めるっちゅうのも泥縄っぽいしね。こういう無駄金の支出はやめて、植物工場にもっと投資すればいいのにね。そういえば宇宙空間で植物を育てるという実験もされてるんだよね。Gがかからない分、成長するんだって。

2010年1月31日 (日)

リスク論のレクチャー受けた

先日(もう2週間近く前のことだが)、リスク論の講義を某大学で受けたので、内容についてメモしておきます。(理解不十分な点はご容赦を)

ここから。

○リスクの捉え方は、人によって、立場によって、なぜ食い違うのか。

○食品安全行政とは:リスク評価機関(内閣府)/リスク管理機関(省庁)/リスクコミュニケーション(意見交換会やパブコメ[1995年~]):これらの三位一体システム→「リスクアナリシス」という。

○こんにゃくゼリー・リスクアナリシスの結論について/BSEの話/ガン末期の医療費について(←脱線と思われる)

○危険と思われる順番に並べよ。その理由を述べよ:ガン/交通事故/原子力

○リスク認知とは:破滅性/不確実性/制御不可能性・自発性/公平性(リスクとベネフィットの関係)/信頼性(能力、誠実さ、主要価値類似性) [中谷内 2006]

○リスク/危険の区別 [N.ルーマン]:リスク=自らに利益があり選択可能 危険=自らに利益がなく選択不可能

○リスクと責任・信頼:時間が経てば経つほど、責任の所在が曖昧になることと、その意味

ここまで。かなり大雑把なメモですまぬ。

ところで講義は「もぐり」で受けた。「もぐり」って大講義室なら、わけないけどね。あっ実体験ではなくって、思い出してるのは「くらもちふさこ」の漫画・・・。まぁ、今回は小さな教室で事前に「どうぞ」って言われたのだ。(いや、それは「もぐり」じゃないのか?)

ちなみにツイッターでは、このあたり。例のごとく関係ないこともつぶやいてますが。

@ha_marie/20100119-Twilog

@ha_marie/20100120-Twilog

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

さて、ワタシが危険と思う順番は、当然ながら「原子力/交通事故/ガン」。理由は、リスク回避が自らの努力でできるかどうかってこと。上のまとめで言うと、「制御可能性・自発性」に該当しそう。

でも、さらに言えば、真の問題は「選択の自由があるかどうか」ってことなので、つぶやいたんだけど、「市場性」があるかどうかが重要。それは公共的なリスクかどうかに関わってきて、公共って何?という話にもなるんだけど。

そういう流れで言うと、「食品安全行政」ってさ。「リスクコミュニケーション」を通して、何を伝えたいのか、何に到達したいのかが疑問なんだよね。これもすでに、(わかりにくく)つぶやいてるんだけど、「市場での淘汰があるもの」に対して、改めて行政側からコミュニケーションが必要なのは(いや、必要だとされているのは)何故かってことです。

遺伝子組み換え食品の行政的失敗、ひいては科学政策行政の失敗が根っこにあるんだと思うよ。

消費者庁も出来ているわけだし、ここらの定義、きっちりしといたほうがいいのではないか。

また追記します。

2010年1月19日 (火)

人体なら、なおさら

リンク: ある理系社会人の思考 : ノックアウト神話に関して思う.

とりあえずリンク。

似たようなことを考えてた。お題はノックアウトマウスではないけれど。

つまり、これが原因と思って処置をして、一時復旧しても、再発することなんて。いくらでもある。

人体なら、なおさら。

(ヒトとマウスの遺伝子の違いが云々の意味じゃありません)

2009年12月 3日 (木)

春八ガンバレー

リンク: Dog Eat Dog - 地獄のハイウェイ - Yahoo!ブログ.

ワタシは春八の味方だ~!

と、ひとまず叫んでおこう・・・ただし、利害のある関係者ではないことは付け加えておく。

前提として紹介された議論を読んでいて、ワタシもしっくりこないものを感じていた。

だから、上記リンクのエントリーには我が意を得たりという思い。スパコンに関するほかのエントリーも参考になる。

まぁ、そもそも「スパコン」か「Spring-8」かという二者択一はありえない話だと思う。

なぜならば、スパコンで出来ることはシミュレーション科学であるのに対して、Spring-8では、科学の本質である「見る」ことを徹底するための施設だから。

シュミレーション科学が格下とまでは言わないけど、本筋じゃぁないでしょという気はする。

もちろんワタシはド素人でこの理解が正しいのかはわからない。

だけど、何としてもこの目で見たいという欲望が、人類を月にまで行かせたんじゃなかったのか。なんちゃって。

というわけで、リンクのエントリーはいまだ警告に過ぎないけれども、もしこのような政治的決着に落ち着くとすれば、科学は本来の欲望を棄てたのだとワタシは判断するな。

2009年12月 2日 (水)

「仕分け人」から「ちょっと一言」

K_Tachibanaさんがリンクされてた、中村桂子さんの記事(エッセイ?)を読んだ。

「皆で考えるようになるといいな」とは、えらく暢気な。まぁ。タイトルの通り、「ちょっと一言」なんだろう。

「決して、また声の大きい人が勝ち、政治決着がなされるなどということのないようにして下さい」。と最後はお願いしている。

思うに女性はもっと発声練習すればいいよw 学術界では小さな声でも聞いてくれるけども、社会は違うよ。その点、福島みずほちゃんは発生練習が出来てるだけでもスバラシイと思うのだ。

つまりこれ、比喩的なものでなくて実際のところの話。会議などでか細い声の女性研究者がボソボソと話すのを耳を澄ませて聞く様子を見てきた。研究者は表面的にはまだまだ紳士なのよ。

と、本質から大きく脱線した感想かもしれんが、そう思ったよ。

あと、中村桂子さんは「事業仕分け」について

仕分けとは何かというと、 “ある事業を行なう計画とその実施方法の中にムダはないか” を探し、それをなくすことです。(中略)事業そのものの意味や是非を云々するものではないわけです。

と書いてるんだけど、そうでもなかったというのが実際のところ。仕分け人の中には「そもそも論」をぶちまけて、説教垂れる人が多かった。学術系ではほとんどなかったけど「廃止」の評価も多かったしね。

そもそもの仕分けの意味に忠実であれば、あれほど戦々恐々としなかったと思う。順序的に言えば、「棚卸し→戦略会議→仕分け」が正しいのだと思うのけど、そういうヒマがなかったというか、仙谷大臣がやり手だったというか・・・

さて、上記のK_Tachibanaさんのページにリンクされている関連記事は、中村さんが仕分けた(中村さんが仕分け人だった)ライフサイエンス系の「タンパク3000」に関するもの。これはかなり参考になりますな。必読。

今日の朝日新聞朝刊の中村桂子さんの「私の視点」について@「コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ(笑)」社長のブログ

2009年9月15日 (火)

半導体といえば

リンク: 半導体開発のジレンマ: アマチュアサイエンティスト.

エルピーダはどうなるのかいな。

あと、最先端の90億円のあれ、採用されたなかに「集積回路」の文字があるプロジェクトが4つもあるみたい。若だんなさんのブログ経由で見つけた毎日の記事によると、「伸びしろ」で選抜だって言うんだけど・・・。なんのこっちゃ。

http://mainichi.jp/select/science/news/20090915ddm016040099000c.html

『さらに何をしてくれるか?』にどう答えたのかが知りたい。プレゼン上手な、一発勝負に強い方々が残ったのかも。面接の技法ってあるよね。あと東大が圧倒的多数の11件、「しがらみがない」と強調すればするほど、そうかなと思っちゃう。

それにしても半導体は日本の基幹産業だったのか。知らなかった。なんにしても興味深い本なので図書館で予約してみる。

2009年9月11日 (金)

国家プロジェクトの失敗例

リンク: 原理原則を逸脱した技術戦略に成功なし:日経ビジネスオンライン.

ところが、運輸省(現、国土交通省)の主導する「テクノスーパーライナー」という国家プロジェクトでは、空気浮上式を実現化するAプロジェクトと、水中翼と浮体を組み合わせたFプロジェクトの2つが推進された。(中略)数年たって、原理原則から外れたコンセプトを使うFプロジェクトは早々に失敗して撤退。時代の流れに逆らったAプロジェクトはそれでも国交省が延々とプロジェクトを継続、3年前には、116億円を費やして小笠原諸島向けの高速船を建造したが、失敗に終わった。この船は今でも誰にも使われないまま造船所に繋留されている。

とりあえず、こういうのを一覧できるようにしてほしいよね。IT関係は池田さんのブログでよく書かれているけど。

原理原則から外れていて、最初から無理だと思われていたらしい。国家プロジェクトに採用されず、産学連携を進めた筆者のプロジェクトは、成功したらしい。

今回の90億円×30プロジェクトの中にも、こういったような「無理」とわかりきってるものはないのだろうか。

「神の眼」?

リンク: ARという「神の眼」は許されるか - 日経エレクトロニクス - Tech-On!.

ふーん。これって便利なんだろうか?よくわからない。「神の眼」という名づけも、よくわからない。

とりあえず興味があるのは、これがまたしても、軍事技術からの応用だって話。原爆から始まって、そういうのばっか。(太陽光発電は宇宙開発だっけ。)

ていうか、基礎研究を使える技術にするためのシステムは、軍事においてのみ機能しているんだろうか。

なんて考えてしまう。

神の眼なんていいから、先見の「眼」は持てないかな。

目下、落としどころが注目されている補正予算の「最先端研究開発支援プログラム」(90億円×30プロジェクトのやつと書いた方がわかりやすいか)に関して、様々な意見が出ているわけだけれども、こちらの社長さんのこの主張は、とても納得できる。ただし90億円を海とも山とも知れないベンチャーに配分は出来ないだろうけどね←よっぽどの目利きがいたら別だろうけど、やる前からエクスキューズしているようじゃどうかなぁ。

お金をばら撒いたのはもう5年以上前だし、ばら撒き先、ばら撒き額もわかっているし、当然のことながら三菱総研あたりがその成果についても追跡調査をしているはずだ。その中にはうまく行っているところもあれば、もう存在しない組織もあるかも知れない。そのあたりの情報がきちんと提供されるべきだし、どうしてそこに決定したのかもディスクローズされるべきだ。残念なのは委員会の議事録が公開されていないことで、それさえあれば、その予算の成果と、それが誰の手柄なのか(あるいは失策なのか)がわかったはずである。そうした評価実績の蓄積こそが、「評価者の評価」にもつながるはずで、重要予算のばら撒き先の決定者を選択するときにも役立つはずである。

先見の「眼」を持つために、ディスクローズは前提。

現在当たり前のように、便利に使われている技術が、そもそも、どういった基礎理論を礎に、あるいはそこから派生していく過程で、どういった予算がどれほどの配分でつけられてきたのか。達成された技術の難易度や社会への貢献度、開発に使われた費用や人材の多さもろもろ。費用対効果。

基礎研究はなるべく多く数打っていけばいいと思うけどね。

2009年9月10日 (木)

訴訟やら逮捕やら

リンク: 「バチスタ」の海堂尊氏を名誉棄損で提訴 「Ai診断」で東大教授 - MSN産経ニュース.

理研の不正流用にメスが入った。あんなの絶対ありえるに決まってんじゃん。ようやくかというカンジ。

バチスタの海堂氏が訴えられているのは、何と言うか、きっかけとして面白い。東大教授、むしろ大丈夫かという気がする。

情報ゲットは切り込み隊長さんのブログから。

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2009/09/post-995b.html

論文で反論せよなんて書いてるけど、それはありえないんじゃない?そんなら、わざわざ『バチスタの栄光』を執筆なんてしないでしょ。

訴訟を起こすほうがどうかしてる。訴訟を起こしたもん優位というのはどうにかしなきゃ。

2009年9月 5日 (土)

青森へトンボ帰り

青森へトンボ帰り
する列車の中で、今日のサイエンスカフェについて、思い出しつつメモ…

アンケートにも書いたんだけど、皆さん一般の方とは思えないほど理解が早くて的確な質問されてたというのが印象的。スピーカーの言い足りない部分を補完するような感じでした…

明日から核融合関連(工学系)の国際会議が札幌で開催されるそうだから、必然、関係者が多かっただろうねと思うのは、決して穿ち過ぎではないだろう。だって、スゴイまとまりすぎかな。

どちらにしても、いちいちマイクが来なきゃ話せないというのは面倒臭い。

まっいいけど。

それにしても核融合は100年後の完成を目指すそうです。気の長い話だね。大容量のプラズマを制御するブランケット素材も研究中なのだって。100年も先だと全く考えもつかなかった新しいエネルギーや社会システムが出てきているような気がする。

ITERが六ヶ所じゃなくてフランスでよかったよ。エゴかもしれないけど。

あと、重水素の環境への影響を聞いたけど「ないと思いますよ」ってことでしたね。ふーむ。

現在の供給電力量分を代替すると核融合発電所が50基必要って話も、ふーむでした。誰も驚く様子がなくて、ワタシだけが「えーっ」って声を上げていたような気がする。燃料1グラム=石油8トンって言ってたのにヘンなのと思った。どういう計算なんだろう。

まっ極力お金を使わずに、まず頭使うべしとの心掛けは良いと思います。その気持ち、持ち続けてほしいですね。

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